同調圧力と少年時代の体験 − 父と私の経験から
- M Shingo

- 9月1日
- 読了時間: 2分
私の少年時代の体験を振り返ると、学校はいつも同調圧力でいっぱいでした。
みんなと同じでいることが当然で、少しでも違えばからかわれる。素直に思ったことを言っただけで浮いてしまうこともありました。

そんな日々の中で、家に帰ると父の姿がありました。父は大工として働いていましたが、発想がとても独創的で、職人の世界では周りから浮いてしまうこともあったそうです。後になって知ったのですが、父のIQは140以上ありました。私は「父は周囲に合わせにくい人なんだ」と感じていましたし、自分自身も学校で似たような同調圧力の体験をしていたので、どこかで父と気持ちを重ねていたのかもしれません。
母もまた、地方から大阪のベッドタウンに出てきて、地域の生活や人付き合いに馴染むのに苦労していました。家族全員が「社会に合わせにくい部分」を抱えていて、そのことが子どもの私にはとても重たく感じられることもありました。
大人になって行政書士や社労士の勉強を通じて法律を知り、社会の仕組みを理解するようになったとき、ようやく気づいたことがあります。あの頃の苦しさは「自分が弱かったから」ではなく、「社会の枠組み」との相性だったのだと。
つまり、私の少年時代の同調圧力体験は、社会と個人の関係を深く考えるきっかけだったのです。
だからこそ今は、同じように同調圧力に悩んでいる人や、次の世代に「自分らしく生きていいんだ」と伝えたいと思っています。社会の枠組みを理解することは、自由に生きるための大切な一歩です。
このブログでは、私自身の少年時代の体験や父から学んだことを通じて、同調圧力とどう向き合うかを綴っていきたいと思います。




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